カウンセリングの語源

カウンセリングの語源をご存知でしょうか?心理カウンセラーを名乗る方でしたら、ロジャース(Rogers,C.R)の登場によって、心理療法を受けているという事実を軽く受け止めたい気持ちから、これをカウンセリングと呼ぶようになったと説明されるでしょうが、この言葉はかなり曖昧で多様に使われているのが現状です●

広辞苑によると悩みや問題を解決するため、精神医学・心理学等の立場から協力し助言を与えること。個人指導、身上相談とも記されていますが、指導や相談とした言葉は、心理療法を志す方でしたら区別する必要があると私は思っています。

ロジャースは、神学校で神学を学んだ後、心理学の世界に入ったという経歴の持ち主のため、治療者がもつべき資質として、「無条件的尊重」や「共感的理解」など、まるでキリスト教のような教えと思想が色濃くでている背景から、クライアントには、指示をしない療法(非支持的療法→後に来談者中心療法)が始まったことが基点としていますので、助言、指導、相談とした指示的な言葉を当てはめる広辞苑の説明には解釈の違いがあります○私だけかな?

カウンセリングという言葉は、聖書による言葉(counsel of perfection)が語源で、「すすめる」や「助言する」という意味が、現在のカウンセリングのあり方と重なりますが、人間には潜在的回復能力が備わっているのだから、それを引き出すには、指示を出すのではなく、現実傾向(生きる欲求)を解放させればよいとした考えは、それまで医師を中心とした精神分析による治療に対して、大きな変化(インパクト)となった歴史があり、今日の語源の多様化に結びついているのではないかと私は理解しています★