映画とカウンセリング

映画を年間に20本近く観ますが、映画館に行って、臨場感・躍動感
が「じっくり」味わえる鑑賞を私は好みます★

さて、心身の健康作りに、栄養・運動・休養とした3つの区分がある
ことをご存知でしょうか。映画鑑賞で味わう感情移入体験は、こころ
の運動(喜怒哀楽)にあたるのかもしれません◎

カウセリングの場では、「共感」と「同情」の違いを理解した上で、
クライアント(患者)からの転移攻撃を冷静に対処するためにも、
自分の感情を客観的に処理する能力が求められます●

実際にあった話ですが、

「痛々しいリストカットの手首を見せる人」
「自分の首をしめた話をする自虐的な人」
「風俗で働く依存症の人」

などなど、日常では驚くような方々(患者)を目の前にしますが、
自分の感情を動揺させては「仕事」になりませんからね●

セラピストは、平等で肯定的な態度を保つためにも、臨床の知識を学ぶだけでなく、日常においても意識しながら話したり、振る舞いを推し量って行動しようと心がける必要を感じます(職業病かな?)が、自分の感情を失うことではありません▼

人は「やじろべい」のように揺れ動く中で心身の健康を維持していることは以前お話した通り?カウンセラーに限らず、普段自分の感情を抑制することが多いとしたら、感情の抑制を開放する時間も必要ですね。映画を楽しむことは、そのバランスを得る良い機会なのではないかと思った次第です○

※臨床心理学を勉強する大学の中には、「映画」を教材にした授業に取り組んでいるところがあると聞きましたが、各年代の発達段階にある人生の悩みに際して、その課題に向き合う人間を描いた映像を観ることは、浄化作用(カタルシス)があるのかもしれません◆